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診療受付
午前8時40分 ~ 午前11時00分
休診日
日曜日・第1・3週土曜日、国民の祝日・休日
年末年始(12/30 ~ 1/4)、慶應義塾の休日(1/10)

認知症

研究班の紹介

認知症臨床研究

2008年より神経内科および精神科の2診療科合同で認知症専門外来を開設しました. 本外来は認知症を専門とする神経内科医と精神科医による各科の枠を超えた診療体制をとり、個々の患者に神経内科医と精神科医が柔軟に対応することが可能となっております. 2診療科合同で症例検討会を行い、レベルの高い診療が実現できていると自負しております. 現在、神経内科と精神科医10名により月曜日から土曜日まで連日認知症専門外来診療を行い豊富な症例数に恵まれています. 特に、臨床研究、治験への研究協力者のリクルート数では本邦屈指の施設としてご評価いただいております. この診療実績より複数の機関から依頼を受け、認知症の市民公開講座を多数行い、多くのメディアからの依頼のもと認知症のメカニズムから予防、治療そして介護に至るまで専門医の立場から解説しております. (認知症 専門医が教える最新事情. 著:伊東大介 講談社)

近年は、疾患特異的蓄積タンパク質のイメージングに注目し放射線科と共同でアミロイド・タウPETを導入、認知症、パーキンソン症候群診療におけるPETイメージングの有用性を報告しております(図3). アミロイド・タウPETを活用したプレクリニカルADの診断、抗アミロイド・タウ療法による先制医療の確立に向けた診療体制の構築を目指しています.

診断の開発、病態解明の臨床研究

認知症

1) 認知症の病態メカニズム解明と創薬標的創出のための臨床研究 (特定臨床研究)(UMIN試験ID:UMIN000032027)
研究分担者: 伊東大介
試験期間: 2018年7月~2027年3月

2) 人間ドック受診者を対象としたFDG-PET、アミロイドイメージングによるアルツハイマー病発症リスクの検討 (承認番号:20140388)
試験期間: 2013年8月~2016年8月

3) プレクリニカル期におけるアルツハイマー病に対する客観的画像診断・評価法の確立を目指す臨床研究 (承認番号:20160455)
研究責任者: 三村 將
研究分担者: 伊東大介
試験期間: 2015年1月~2019年8月

4) メモリークリニック及び精神神経科受診患者の認知機能等臨床所見と脳画像所見の特徴、および認知症の発症リスクに関する観察研究 (承認番号:20170315)
研究責任者: 伊東大介
試験期間: 2017年8月~2021年3月

5) Webサイトを用いた認知症スクリーニング質問表の有効性の評価研究(承認番号:20200081)
研究責任者: 伊東大介
試験期間: 2020年6月~2029年3月

6) オンライン診療を用いた認知症診療の有効性、安全性評価(承認番号:20200099)
研究責任者: 伊東大介
試験期間: 2020年6月~2023年3月

治療法の開発の臨床研究

アルツハイマー病

1) 薬剤名 E2609
治験課題名 早期アルツハイマー病患者を対象にE2609の有効性及び安全性を評価することを目的とした,24ヵ月間,プラセボ対照,二重盲検,並行群間比較試験
試験のフェーズ: 第Ⅲ相
治験責任者: 伊東大介
予定試験期間: 2017年3月~2019年9月

2) 薬剤名 CNP520
治験課題名 アルツハイマー病(AD)の臨床症状の発症リスクがある被験者を対象に,CNP520の有効性及び安全性を評価するランダム化,二重盲検,プラセボ対照,並行群間比較試験
試験のフェーズ:第II相
研究分担者:伊東大介
予定試験期間: 2017年8月~2019年7月

3) 薬剤名 BAN2401
治験課題名 早期アルツハイマー病患者を対象にBAN2401を18か月期間投与した際の安全性及び有効性を検証することを目的とした,被毛兼継続期間を設けたプラセボ対照,二重盲検,並行群間比較試験
試験のフェーズ: 第Ⅲ相
治験責任者: 伊東大介
予定試験期間: 2019年10月~2024年10月

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