治験・臨床研究
当院で実施している治験
現在、当科では以下の治験・臨床試験を実施しています。いずれも当院倫理委員会の審査承認を経て実施されています。
脳血管障害
1) 臨床研究:「脳血管障害症例全般に関する包括的研究」(課題番号 20200065)
2) 臨床研究:「脳卒中レジストリを用いた我が国の脳卒中診療実態の把握」(課題番号 20210115)
3) 臨床研究:「多施設脳卒中レジストリ「脳卒中データバンク(Japan Stroke Data Bank:JSDB)」を用いた我が国の脳卒中医療の研究 [JSDB2024]」(課題番号 20236142)
多発性硬化症/視神経脊髄炎
1) 治験:「新規疾患修飾薬・シポニモド(BAF312)/経口投与」対象:多発性硬化症(二次性進行型)、国際共同第3相試験、プラセボ対象二重盲検比較試験 (NCT 01665144)
2) 治験:「新規疾患修飾薬・オファツムマブ/皮下注射」対象:多発性硬化症(再発寛解型)、長期継続試験(国際共同第3相臨床試験からの移行、NCT03249714)
3) 臨床研究:「中枢神経疾患に対する核磁気共鳴画像・ミエリンマップによる評価法の確立」(課題番号 20110364)
4) 臨床研究:「フマル酸ジメチル治療下多発性硬化症患者におけるq-spaceミエリンマップ上の経時的変化に関する観察研究」(課題番号 02710311)
5) 臨床研究:「中枢神経脱髄疾患の自己抗体に関する研究」(課題番号 20180227)
重症筋無力症
1) 治験:「補体阻害剤治療未経験の成人全身型重症筋無力症患者にラブリズマブの安全性及び有効性を評価する第3相,無作為化,二重盲検,プラセボ対照,多施設共同試験 (ALEX1210-MG-306)」
2) 治験:「全身型重症筋無力症の成人患者を対象としたrozanolixizumabの有効性と安全性を評価する第3相無作為化二重盲検,プラセボ対照試験 (UCBMG0003)」
3) 治験:「全身型重症筋無力症を対象としたzilucoplanの安全性,忍容性及び有効性を確認する第3相多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照試験 (RAISE)」
4) 臨床研究:「免疫性筋疾患における自己抗体に関する研究」(課題番号2009-0278-7),他施設からの自己抗体測定依頼の受託
5) 企業との共同研究:「免疫学的手法を用いた重症筋無力症の病態メカニズムの解析に関する研究」(課題番号2020-0074),武田薬品工業との共同研究
6) 特定臨床研究:「エクリズマブ投与全身型重症筋無力症患者の病態生理特性に関する前向き多施設共同研究 (PREDICT-MG)」
筋萎縮性側索硬化症
1) 治験(医師主導治験):「筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を対象としたロピニロール塩酸塩徐放錠内服投与による安全性・忍容性および有効性を探索するプラセボ対照、二重盲検期および非盲検継続投与期からなる第Ⅰ/Ⅱa相試験 (UMIN000034954)」
2) 治験:「スーパーオキサイドジスムターゼ1変異と確定された筋萎縮性側索硬化症を有する成人患者を対象としたBIIB067の有効性、安全性、忍容性、薬物動態及び薬力学を評価する試験 」
3) 治験:臨床研究:「筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態に関連する分子メカニズムの解明と効果的薬剤標的を同定するための臨床研究」(承認番号:20221155)
研究責任者: 西本 祥仁
研究実施期間:2023年1月~2032年9月
認知症
1) 認知症の病態メカニズム解明と創薬標的創出のための臨床研究 (特定臨床研究)(UMIN試験ID:UMIN000032027)
研究分担者: 伊東大介
試験期間: 2018年7月~2027年3月
2) 人間ドック受診者を対象としたFDG-PET、アミロイドイメージングによるアルツハイマー病発症リスクの検討 (承認番号:20140388)
試験期間: 2013年8月~2016年8月
3) プレクリニカル期におけるアルツハイマー病に対する客観的画像診断・評価法の確立を目指す臨床研究 (承認番号:20160455)
研究責任者: 三村 將
研究分担者: 伊東大介
試験期間: 2015年1月~2019年8月
4) メモリークリニック及び精神神経科受診患者の認知機能等臨床所見と脳画像所見の特徴、および認知症の発症リスクに関する観察研究 (承認番号:20170315)
研究責任者: 伊東大介
試験期間: 2017年8月~2021年3月
5) Webサイトを用いた認知症スクリーニング質問表の有効性の評価研究(承認番号:20200081)
研究責任者: 伊東大介
試験期間: 2020年6月~2029年3月
6) オンライン診療を用いた認知症診療の有効性、安全性評価(承認番号:20200099)
研究責任者: 伊東大介
試験期間: 2020年6月~2023年3月
アルツハイマー病
1) 薬剤名 E2609
治験課題名 早期アルツハイマー病患者を対象にE2609の有効性及び安全性を評価することを目的とした,24ヵ月間,プラセボ対照,二重盲検,並行群間比較試験
試験のフェーズ: 第Ⅲ相
治験責任者: 伊東大介
予定試験期間: 2017年3月~2019年9月
2) 薬剤名 CNP520
治験課題名 アルツハイマー病(AD)の臨床症状の発症リスクがある被験者を対象に,CNP520の有効性及び安全性を評価するランダム化,二重盲検,プラセボ対照,並行群間比較試験
試験のフェーズ:第II相
研究分担者:伊東大介
予定試験期間: 2017年8月~2019年7月
3) 薬剤名 BAN2401
治験課題名 早期アルツハイマー病患者を対象にBAN2401を18か月期間投与した際の安全性及び有効性を検証することを目的とした,被毛兼継続期間を設けたプラセボ対照,二重盲検,並行群間比較試験
試験のフェーズ: 第Ⅲ相
治験責任者: 伊東大介
予定試験期間: 2019年10月~2024年10月
頭痛
1) 臨床研究:「一次性頭痛の診療実態調査研究」(課題番号20180070)
2) 臨床研究:「本邦の頭痛患者の実態についての多施設共同研究」(課題番号20200095)
3) 臨床研究:「COVID-19ワクチン接種と頭痛に関する観察研究」(課題番号20210032)
4) 臨床研究:「気圧と頭痛に関する研究」(課題番号20211057)
5) 臨床研究:「片頭痛に対するCGRP関連抗体薬の実態について」(課題番号20211144)
6) 臨床研究:「重症筋無力症と頭痛に関する研究」(課題番号20221007)
7) 臨床研究:「わが国におけるCGRP関連抗体薬の実態調査」(課題番号20221100)
8) 臨床研究:「片頭痛患者に対するラスミジタンの有効性安全性の検討」(課題番号20221143)
上記以外の臨床研究も実施中です。治験に関しては様々なものを実施いたしております(時期にもよります)。詳細は担当医にお尋ねください。
パーキンソン病
1) 治験:「慢性流涎症(唾液過多)患者を対象としたNT 201 の非盲検、非対照試験(NT201S-301)」(NT201S-301)
2) 臨床研究:「パーキンソン病とその類縁疾患における多彩な症状の包括的把握とそれに基づく臨床研究」(承認番号20180052)
3) 臨床研究:「パーキンソン病およびその類縁疾患の神経画像バイオマーカーの樹立」(承認番号20180083)
4) 臨床研究:「パーキンソン病患者に生じる疼痛に関し、KING’S PD PAIN SCALE (KPPS) を用いた疼痛の評価に関する研究」(承認番号20210098)
5) 臨床研究:「パーキンソン病患者における新型コロナウイルスワクチン接種前後での不安等の変化-多施設共同研究-」(承認番号20210099)
6) 臨床研究:「二重課題を用いたパーキンソン病の歩行に関する臨床研究」(承認番号20211045)
7) 臨床研究:「本態性振戦とパーキンソン病の非運動症状に関する臨床研究」(承認番号20211046)
8) 臨床研究:「パーキンソン病に影響を与える腸内細菌叢の探索」(承認番号20211138)