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午前8時40分 ~ 午前11時00分
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日曜日・第1・3日土曜日、国民の祝日・休日
年末年始(12/30 ~ 1/4)、慶應義塾の休日(1/10)

インタビュー|専門研修

専門分野:脳神経血管内治療、脳卒中の内科治療
神経内科を選んだ理由は?

初期研修医の頃は漠然と内科医、特に様々な病状の人がいて、迅速な対応で人を救う内科救急に憧れを抱いていました。私が研修した病院は神経内科で脳卒中の患者さんを多く診療している救急病院でした。また脳卒中以外にも神経の症状で来院される患者さんは多く、それを診断し治療につなげる神経学の面白さ、また非常に患者さんが多いにもかかわらず全国的に神経内科の医師が少ない需要から、初期研修の2年目で神経内科に入局することを決めました。

なぜ神経内科で脳血管内治療なのか?

近年、脳梗塞に対するカテーテルによる脳血管内治療(急性期血行再建療法)のエビデンスが確立され盛んに行われるようになっております。元来、カテーテル治療は脳神経外科領域(脳動脈瘤、くも膜下出血、硬膜動静脈瘻など)の疾患に対し脳神経外科の先生方が積極的に行われて来ましたが、私は脳神経血管内治療専門医を取得の後、脳神経内科医の立場でこの治療に関わらせていただいております。脳神経内科医がこの治療で関わる上での利点が、以下にあるのではないかと考えています。

1. より早く治療につなげることができる=予後の改善に役立つ
特に脳梗塞の治療に関しては、分単位での遅れが予後の悪化に繋がりますので、初期対応から如何に早く治療をできるかが鍵となります。脳卒中の初期対応をするのは神経内科医の役割の1つであり、最初から自分自身でカテーテル治療の適応を判断・実施できることは治療の質の向上に役立つと考えます。

2. カテーテル検査を自身で実施する=脳血管障害の病態に対する理解が深まる
治療適応のない脳血管障害であったとしても、診断カテーテル検査はMRIと並んで脳卒中診断におけるGolden Standardの1つと考えます。神経内科医の重要な役割の一つでもある「診断」にとっても必須の検査と考えます。

3. オンコールが組める人数を増やすことで、より治療の成果が向上する
脳血管内治療は1人でできる治療ではなく、医師も数人のチームを組んだ方が治療の成果が上がる、という報告もあります。脳神経外科の先生方だけでなく我々もチームとして加わることは、現場の疲弊を軽減しつつ良質な治療を提供することにつながると考えます。

4. 虚血性脳卒中の臨床研究をする上で大きな利点となる
特に脳梗塞治療においては、依然内科治療が重要なweightを占めております。血管内治療と内科治療の比較、あるいは血管内治療で治療困難な病態に対する新規の内科治療での研究を進める上で非常に役立つと考えます。

入局をお考えの先生方へ一言

神経内科は非常に幅広い疾患を診療しており、generalistとしての要素が求められます。Generalist mindをお持ちの先生方には非常に向いている科と思います。一度、是非研修や見学などいらしてください。
その上で、specialistとしての素養も求められます。脳血管障害に関しては、慶應義塾大学病院、および慶應義塾大学医学部神経内科の関連病院では脳卒中を積極的に神経内科医が診療しております。また、レジデントの先生方に対しても脳卒中診療に関するレクチャーを積極的に行なっております(近年ではオンラインでの勉強会も実施しております)。現在は脳梗塞の血管内治療がいわゆる「熱い分野」ですが、その後に来る最先端の治療は内科治療であることは論を待たないかと思われます。そんな脳卒中の内科治療を習得できるよう、全力を持ってサポートします。

血管内治療研修を希望の先生方へ一言

当院は日本脳神経血管内治療学会指導医施設となっており、脳神経血管内治療専門医に関する研修も可能です。これまで当医局より4人の専門医が全員一発合格しております(初回の合格率現在50%以下)。また脳血管内治療研修を希望される若手の先生方も入局されており、最短で専門医を取れるようプログラムも整備しております。是非一度お問い合わせください。

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